安田顕ひとり語り〜ギターの調べとともに。14/8/8

千秋楽おめでとうございます!!お疲れさまでした!!公演も全て終わったので、京都公演観劇後に書いた感想文うpします。いつものことながら、何が言いたいか分からんちんな文章でスミマセンエン!
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行ってきました、ひとり語り。金剛能楽堂能楽堂って、まさにアレです松の絵が書いてある、アレ。

コレ。フリー素材からひっぱってきてるので、金剛能楽堂ではないですけど。能舞台安田顕…?なにそれ行くしか無い…。


私、はじめて0列ってのを見ました。O列(オー列)じゃないですよ、0列(ゼロ)列(笑) 設置椅子最前列の前に椅子を並べた0列。安田さん売れてらっしゃる!0列のチケットが来た人はビックリしたろうねぇ。
HPで見るに、キャパは400ちょいですが、とても狭く感じました。そして、全編生声です、安田顕。あ、いや、途中でギターの古澤さんのマイクを奪ってたので、99%生声(笑) 能舞台でひとり芝居をする生声の安田さんを目の前にして、2時間弱。具合悪くなって来くるわ。
影ナレのお姉さんも、すぐそこに立ってて、生声よ?(笑)ものすごい緊張するだろね…お姉さんもお疲れさまでした。
会場BGMもないから、始まる直前は、強烈な静けさ。あんなに静かな空間って他で経験した事が無いってくらい。そこに、客席後ろから出てくる、老婆の安田さん。安田さんにね、足音なんて無いんですよ?(笑) 後ろの席のお客さんから順番に、全員が(;゚ロ゚)ハッってなるんだもん(笑)


タイトルはひとり語りですが、ステージの上に、ギターと歌を担当する古澤さんがずっといらっしゃいます。
これは、シゲさんのONEとは全く別もの。シゲさんは、一役に徹していたので、台詞も「どこから来たの?え?京都?へー」のように、相手が言ったであろう言葉を反復するような台詞回しでしたが、安田さんは1人で複数役。それまで、老婆役で腰が曲がって嗄れた声だった安田さんの背筋が、ゆっくりとのびて、着物の裾をバサッと翻した瞬間に、表情と声と姿勢も全て変わったら、役も変わっていた。
シーンによって、例えば銃で撃たれる役と撃つ役を交互に演じるときは、立ち位置を入れ替えながら演じるんだけど、立ち位置はそのままで、役が切り替わる場面が何度もあったんですが、その度に息をのむ、というよりのまされる。これは、狭い舞台だからこそ感じられる生の芝居でした。目の前で見ちゃったもんね…!


基本的にはシリアス。おならしません。が、笑いを程よく入れる安田さん愛しい!馬役で暴れ回って疲れた安田さんは、流木に腰掛けて小道具の扇子でパタパタ…パタパタ…パタパタ……。あれ?明らかに休憩してるね?(笑) 古澤さんにお辞儀とかしてみたり、しばしの休憩タイムね(笑)そして、なにごとも無かったかの様に再開。さすがっす!
川を流されるシーンでは、くるくる周りながら「わたし今、流されてま〜す!花道をこんな風に使ってごめんなさい能楽堂さぁん!」と謝罪してみたり、キツネやら覚えたての兎やらの影遊びやってみたり、お客さんをイジってみたり、ここ本当に能舞台?(笑) すんごい笑いました。能楽堂さんごめんなさい。


もちろん、平成の怪物安田さんの汗と涙。と、よだれと鼻水。と言いたい所ですが、汗と涙しか確認出来ず。でも、目の前で安田さんの泣きの芝居を生で見るなんて、ほんと贅沢なことしてるよね…。


圧倒されてる間に終わってた、という印象さえあるくらい。安田さんの芝居の実力を見たな、というのが素直な感想です。ありがとうございました。えーっと、次の観劇は11月のTHE 39 STEPS。福田雄一さん監督作品の安田さんでお会いしましょー!