戯言終結

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

私が戯言シリーズを読み始めたのは今年の5月の事。1ヶ月に3冊とか平気で読んでいたのが今では信じられません。もうちょいじっくり楽しめばよかったと思いつつも、戯言は私の中でかなり大きな作品になってしまったので、たった半年ちょいの中にぎっしりつまったと思うと、それもまた良かったのかなぁという感じです。
本編の感想ですが、わりとあっさり終わったなぁと感じたけど、それで良かった。最後に友が出てきてホントよかったよう。登場人物の中で私が一番気にしていたのは、なんだかんだと玖渚友でした。ネコソギの上だか中だかだと思うけど、友がいーちゃんに「先は長くないよ」って事を伝えたシーンが一番つらかった〜。いーちゃんを解放したときよりよっぽどつらかった。印象的だったのは「いーちゃん喜ぶんだもん」って言ったところでした。
哀川潤は最初から最後までカッコよかった!と言いたいとこですが、《人類最強》を狐さんにつっこまれた時の言い訳はなんか可愛かったよ!赤き征裁に向かって申し訳ないけど、ありゃ可愛かった。申し訳ついでに、絵本さんにおびえる零崎も可愛かった。部屋の隅っこでガタガタ震えるなんて、良いキャラだねぇ(笑)。研究室での共同生活は読んでいて面白すぎました。共同生活のくだらない話をもっと書いてほしかったな。
絵本さんはかなり好きなキャラでした。巫女子ちゃんは微妙だったと言う人は結構居るみたいですが、私は彼女もかなり好き。ということは、らぶみさんも好き(笑)。嫌いなキャラは特に居なかったですね。把握できてないキャラならいるけど。……。
とにかくまぁ、戯言に出会えてよかったです。